bop日記
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本は平積みするものだ、んぼです。
そして底の方を取ろうとして崩れるものだ。
父上から借りた「奇跡のリンゴ~『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録~」(石川拓治著、幻冬舎刊)読了しました。
タイトルから大体察しが付くかとは思いますが、不可能だとされていたリンゴの無農薬栽培を実現してしまった木村秋則さんという方のドキュメントです。
普段はノンフィクションは読まないので、今ひとつ良し悪しが分かりませんが、これはとても面白い部類に入るんじゃないでしょうか。
いや、うーん、面白いというのは語弊があるか。
木村さんがリンゴの無農薬栽培を成功させるまでを淡々と綴った半生記の体ですが、これがまあ終盤までひたすらどん底へ向かって全力疾走していて、そのあと鮮やかに大逆転(?)を決める構成になってるんですよ。
ドキュメントで難しいことの一つに、「結末が分かっちゃってる」っていうのがあるんですが、あそこまで徹底的に悲惨な状況を描くと結末が分かってようがどうしようが、あんまり関係ないんですねw
それだけに、リンゴの花が咲いたシーンなんかは、もうジーンと来ましたよ。
そういう意味で、著者の筆致は素晴らしかったのですが、構成がちょっと……という気がしました。
時間軸がたまに前後するのと、重要度があまり高く無さそうな話題(木村さんが読んだ本の著者の半生など)が頻繁に挿入され、場面と時間軸の整理で頭が混乱するんですよね。
改行が多くて文量も少ないのでさくっと読めるかとは思いますが、そこはちょっと注意が必要。
ですが総合的に、これは読んで損は無い本です。
オヌヌメ!
そして底の方を取ろうとして崩れるものだ。
父上から借りた「奇跡のリンゴ~『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録~」(石川拓治著、幻冬舎刊)読了しました。
タイトルから大体察しが付くかとは思いますが、不可能だとされていたリンゴの無農薬栽培を実現してしまった木村秋則さんという方のドキュメントです。
普段はノンフィクションは読まないので、今ひとつ良し悪しが分かりませんが、これはとても面白い部類に入るんじゃないでしょうか。
いや、うーん、面白いというのは語弊があるか。
木村さんがリンゴの無農薬栽培を成功させるまでを淡々と綴った半生記の体ですが、これがまあ終盤までひたすらどん底へ向かって全力疾走していて、そのあと鮮やかに大逆転(?)を決める構成になってるんですよ。
ドキュメントで難しいことの一つに、「結末が分かっちゃってる」っていうのがあるんですが、あそこまで徹底的に悲惨な状況を描くと結末が分かってようがどうしようが、あんまり関係ないんですねw
それだけに、リンゴの花が咲いたシーンなんかは、もうジーンと来ましたよ。
そういう意味で、著者の筆致は素晴らしかったのですが、構成がちょっと……という気がしました。
時間軸がたまに前後するのと、重要度があまり高く無さそうな話題(木村さんが読んだ本の著者の半生など)が頻繁に挿入され、場面と時間軸の整理で頭が混乱するんですよね。
改行が多くて文量も少ないのでさくっと読めるかとは思いますが、そこはちょっと注意が必要。
ですが総合的に、これは読んで損は無い本です。
オヌヌメ!
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